キミスイ,君の膵臓を食べたい,意味,解説
2017年7月28日(金)公開の映画『君の膵臓を食べたい』を、朝イチで見に行ってきました。
※8月5日に2回目も見てきました(笑)

前評判では”第2のセカチュー”とも呼び声高い『キミスイ』ですが、衝撃的でしたね。

【恋愛 × 病気】モノでありがちな、ヒロインが真っ白な顔をして空港で倒れて、「助けてぐだざいっ!!」的なノリかと思っていたら、まさかの結末・・・。

普通に涙腺ぶっ壊れながら見ていましたが、あることに気づいたんです。


それはこの映画の題名でもある。

『君の膵臓を食べたい。』

この台詞が、映画中に何回か登場するのですが、そのシーン毎にこの言葉の意味が変わっていっていることです。

ということで、今回はキミスイの象徴とも言える『君の膵臓を食べたい』の意味が巡りゆく3つの変化について解説していこうと思います。

※注意1:この先はネタバレあります。
※注意2:うろ覚えのところもあります。笑


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【キミスイ解説】『君の膵臓を食べたい』の意味が3回変化する?


この映画の象徴的な台詞『君の膵臓を食べたい』ですが、映画中の時系列に分けて、大きく3つのシーン毎に目まぐるしく変化します。



  • 冒頭の図書館のシーン
  • 九州旅行でのシーン
  • ラストのシーン




それではシーン毎に解説をしていきたいと思います!

冒頭の図書館のシーン


まず登場人物である、主人公の志賀くん(北村匠海)と咲良(浜辺美波)は学校の図書委員を一緒にやっていましたね。

まだ関係性のうすい彼らの会話の中に、こんな台詞が。

咲良『君の膵臓を食べたい。』



は・・!?( ゚д゚)ハァ

いくら相手が制服の美女とは言え、いきなりこんなことを言われたら誰だってこんな反応をしますよね(笑)


この時の咲良が言った『君の膵臓を食べたい』という意味は、他の動物を食べる時に自分のカラダの悪い部位を食べると病気が良くなるという説があったから。

あくまでも冗談半分であり、志賀くんも『なになにカニバリズムにでも目覚めたの?』と少しバカにしていた様子でした。

ニバリズムとは、人が人を食べる行動や習慣のことを指す。一時的な飢餓のため仕方なくという選択ではない場合に適応される言葉。

つまり冒頭のシーンでの『君の膵臓を食べたい』というフレーズは、ちょっとしたブラックジョークとして扱われていたんですね。

九州旅行でのシーン


咲良の提案で、二人は九州旅行に行くことになります。
一緒にラーメンを食べて、神社でお参りをして、一緒のホテルに泊まり…。

お互いに濃い時間を過ごした二人の距離は、いいかんじで近づいていきました。

そんな中で、志賀くんが咲良にカラダを突っつかれて言った台詞がこちら。

志賀くん『僕の膵臓を奪おうとでも?(笑いながら)』
※だったと思います。


その後、咲良は九州旅行に付き合ってくれた志賀くんにこんなことを言います。

咲良『お礼に私が死んだら、私の膵臓きみが食べていいよ。』

咲良『カラダに取り入れることで、その人の中に魂が残り続けるんだよ。』

咲良『私生きたい。大切な人たちの中で。』
※だったと思います。


確かこのシーンでは『君の膵臓を食べたい』という台詞自体はなかったように思えますが、「膵臓を食べる」という台詞の意味が変わっていることに気づいたでしょうか?


冒頭のシーンではジョークでしかなかった意味も、この段階まで来ると『膵臓を食べる』という行為が、相手の心の中に残り続けていくことを意味します。

そして、『大切な人たちの中に残り続けたい』という、自分をいつまでも覚えていてほしいという咲良の願いを込めた言葉になっているわけです。

『膵臓を食べる』なんて普通に考えたらヤバすぎる行為ですが、二人の関係がここまで深まるとその言葉の捉え方が変わっていっています。

ラストのシーン


さて、いよいよラストのシーンです。

ラストのシーンでは志賀くんと咲良、それぞれが『君の膵臓を食べたい』と言います

志賀くんは咲良が死ぬ前に、携帯のメールで思いを伝えようとしましたが、どんなに長文でも表すことができない感情を『君の膵臓を食べたい』と表現しました。

そして、咲良はラストのシーンの手紙の最後に『君の膵臓を食べたい』と書きました。


どちらも『僕(私)は君になりたい』と言っていましたが、憧れという言葉で表現するにも何かが足りない。

恋愛での『好きだ』という言葉では何かが足りない。


僕はこの『君の膵臓を食べたい』の意味は「愛してるの最上位変換」だと思います。


どんなに言葉を連ねても、表すことができない。
プラトニックな関係であるため、カラダで思いを表現することもできない。


そんな彼らの間柄だったからこそ生まれた愛の最上級の言葉だったんだと思います。


英語で言えば、good < better ≪ bestのbestみたいな。

loveで言えば、love < lover ≪ lovestみたいな。(lovestは造語みたいですね)

とにかく、『愛してる』という言葉では安すぎるため、最上級の愛情表現の意味として『君の膵臓を食べたい』という台詞が使われているわけです。

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言葉にはステージがある。


あ、ここからは雑談です(笑)
映画『君の膵臓を食べたい』を見て僕が感じたことは、言葉にはステージがあるってこと。

例えば、ワンピースのルフィ。

ルフィが海賊になりたての頃に頻繁に言っていた『海賊王に、俺はなる!!』という台詞がありますよね?

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さーせん、画像をちょっと拝借


おそらく最初はスゴイなんとなくその台詞を口にしていたと思うんです。

  • 何となくシャンクスみたいな海賊になりたい
  • 何となく自由に海をわたってみたい
  • 何となくカッコイイし、ワクワクする


ルフィの真意は分かりませんが、この程度しか考えていなかったと思うんです(笑)


しかし、仲間が増えて、グランドラインでの航海を経て、仲間を失うというツラい経験もしました。

その上で、仲間が再集合して新たな船出をする時に、師匠であるレイリーに向かってルフィはこう言いました。

『海賊王に、俺はなる!!』


キミスイ,君の膵臓を食べたい,意味,解説

さらに、さーせん。


どうでしょうか?
1番最初の船出の時に言った台詞と、レイリーに言った時の台詞。

言葉は一緒でも、これが同じ意味だとは僕は思いません。


こんな風に言葉にはステージがあるんです。

ビジネスをする前に言っていた『自由』という言葉

キミスイ,君の膵臓を食べたい,意味,解説
僕は「自由になりたい」と思い、個人でビジネスを始めましたが、1年半前に言っていた『自由』と、今の僕が思う『自由』は少し違ってきています。

ビジネスを始めたての頃に言っていた『自由』は、あくまでもテキトーに暮らす分のお金を稼いで、ゆるゆるふわふわ生きていければいいと思っていました(笑)


しかし、今は違います。
今はいかに人生を最上級のモノにできるかを考えに考え尽くしています。

好きな人と、好きな場所で、好きなことをしながら、いつまでも刺激的な人生を送りたい。

自分一人では敵わない夢も、尊敬し合える仲間と一緒に乗り越えていきたい。


そんな自己実現をしてこそ『自由』なんじゃないかっと思っています。


もちろん、僕の言う『自由』も1年後や2年後には変わっているかもしれません。
それはそれで良いと思うし、”今”自分が思う自由を手に入れるために行動をしていくだけです。


言葉にはステージ感がある。


映画『君の膵臓を食べたい』を見て、何を考えているんだコイツと思った人は正常です(笑)

ただ、今あなたが使っている何気ない言葉も変化し続けています。
そんな観点でモノゴトを見ていくと、自分や相手の成長であったり、変化に気づける人間になれると思いますよ!

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さいごに


今回は映画『君の膵臓を食べたい(キミスイ)』の意味の変化について解説していきました。

途中「言葉にはステージ」があるとか言いましたが、単純にこの言葉の変化を楽しみながら、もう一度映画を見るのも楽しそうだと思いますよね?笑

涙腺がぶっ壊れることだけは必至なので、ハンカチとタオルの持参をして複数回見ることをオススメしますよ!

それでは失礼します♪