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コラム

まだ就活が恋愛に似ていると信じてるの?一夫多妻制のお見合い結婚だと気付こう

就活恋愛似ている

僕が就活をやっていたのは約5年前。その頃によく聞いた言葉にこんなものがありました。

『就活は恋愛に似ている。相性がいい会社と結ばれて、そうでない会社とはうまくいかない。』

当時のピュアだった僕は「なるほど!そうだよな…!!」と思っていましたが、就職した後に気づいたのは日本の就活は一夫多妻制でお見合い結婚に似ているということです。

目次

就活は恋愛に似ているのは本当か?

表向きは、就活は恋愛に似ていると思います。

就活生は自分と相性の良い会社を探し、会社は自分たちと相性の良い学生を採用する。若しくは、双方の自由意志により断ることだって可能である。

これだけ聞くと「恋愛に似ていて素敵だな」っと思うのが素直な人の感想なわけですが、現実はそうではありません。

とりあえず採用までの期間、就活生はキャバクラ嬢を口説く男性のように媚び諂い、平気で嘘をつく。そして見事に結ばれたかと思いきや、実は他のキャバクラ嬢もたくさん口説いて最終的に1人の女性を決めるという非情な行為にでる。

企業側も、婚活パーティーに出席する女性のように男性を値踏みして、自分に利益がありそうな人間を選んでいきます。そして群がってくる男と何人も付き合い、いざ結ばれれば自分好みに調教して、扱いやすい人間に育てていく。

・・・。

いやいや、こんなの恋愛じゃないよ(笑)

と、どちらも非道な行いをしている例え話を出してはみましたが、それでも企業側の方が圧倒的に権力があることはあなたも分かるでしょう。

日本の就活はお見合い結婚?

就活恋愛似ている

個人的には日本の就活のシステムは恋愛には似てないです。そんないいものではない!笑

日本の就活はお見合い結婚みたいなものです。

だって、本人が仕事をしたいかなど関係なく高卒であれば18歳、大卒であれば22歳、院卒であれば24歳で就職するのが常識です。

『あんた、もう18歳なんだから結婚しなさい!相手はお母さんが選んできてあげるから』

と田舎の母親から言われるのと何が違うのだろうか?笑

ある程度の時期に達したら仕事をしなければいけない。

そんな常識に縛られているのは「そろそろ見合いでもしたら?」と言われてるのと一緒だ。

恋愛ってそうじゃないですよね?

ときめく人に出会い、その人に向かってアプローチをする。小学生だろうが、40歳の大人であろうが時期なんて関係ない。

決められた時期に、決められた企業(いっぱいはありますが)の中から『はい!どうぞ!』なんて恋愛ではない(笑)

あえて例えるならば、お見合い結婚といったところでしょう。

日本の就活は一夫多妻制

基本的に日本の就活は一夫多妻制です。

もちろん一夫は企業で、多妻は就活生ですよね?

企業からしてみれば、あなたは妻の1人でしかなく、いくらでも取り替えのきく存在というわけです。

現に、僕の昔いた会社でも課長クラスの実力を持っている人が音楽のために仕事を辞めたことがある。まあ僕はその人とは気が合うわけですが(笑)

しかし、驚いたことに彼がいなくなっても曲りなりに会社は回っていきます。もちろん、一企業としてそうあるべきではあるのですが、本当に会社が回りはじめました。

1週間もすれば、そんな人いたっけ?くらいのノリになる職場に唖然としたことを覚えています。

会社というのは在籍している間は、それなりにかまってくれますが、いなくなった途端今までの関係が嘘だったかのように自分の存在感はなくなっていくものです。

どれだけあなたが会社にとって貴重な存在になるかは分かりませんが、所詮そんなものだと思っておくといいでしょう。

いざ、会社をやめたいと思ったときにいい意味で割り切れるものです「まあ、俺がいなくても大丈夫だしな!」ってね(笑)

ということで、就活は恋愛に似ているなんてことはないです。

そんないいものではなくて、会社にとってあなたは多妻の中の1人だし、別に働きたくなくてもお見合いをさせられる時期が決まっているんですね。

WORK(働くこと)は自由恋愛である

就活恋愛似ている

矛盾している意見に思えるかもしれませんが、WORK(働くこと)自体は自由恋愛と似ています。

働くことを始める時期は自由です。それこそ小学生でも恋愛をしてしまうのと同じで、働いてはいけない年齢なんてない。(日本では法律も絡むので面倒なところですが)

昔(明治時代)、6歳以上の義務教育が始まる前は子供も農家の手伝いをして立派に働いていました。貴重な働き手を学校に行かせないといけないことから政府に抗議が殺到したという話もありますね。

それがいつしか「己は学生だから働かない。働くべきではない!」という風潮が日本中に広がって、社会のシステムができあがり、いつしか働き始める年齢というものが固定化されます。

でもそうじゃなくて、働くことはいつからでも始めていいし、一つにこだわる必要なんてないんです。

『いやいや、子供がまともに働けるわけがないだろう!』

まあ、あくまでも始めてもいいって話ね(笑)

ただ何でも0 or 100で考えるのは良くないと思う。

恋愛だってそうでしょ?いきなり付き合っちゃうなんてことはせずに、まずは友達になって徐々にお互いのことを知って惹かれ合うものでしょう?

もっとたくさんの経験や価値に触れて、友達みたいな関係を作っていくことが大事です。

それで気が合えば、付き合っちゃえばいいし、途中で飽きちゃったら別れればいい話。

日本のやり方みたいに人生の節目を『ここッ!!』ってキメキメにするのって、結婚するまで貞操を守り抜くと言っているようなモノで、狭苦しいつまらない考え方です。

全てのことはお試しくらいに思って、本当に合う仕事を探していくのが本当の働き方(というか生き方)だと思いますよ。

社会の中に入ってしまったらそうはいかない

そうはいっても、こんな意見もあるでしょう。

  • みんな就活しているのに自分だけそういうわけには・・・。
  • そんな生き方は非現実的だし、理想論だ・・・。
  • 実際に社会はそういうシステムになっているわけで・・・。

確かに、今までの教育の賜物もあり、僕の意見なんて社会不適合者の考え方にしか思えないでしょう。

どうしてもレールの上を外れることが怖いのであれば、とりあえず就職しちゃってください。

それで自分の人生うまくいっていると思うのであれば、それはそれでOKでしょう!

ただ、その中でも心に止めておいてほしいのは「惚れたコトには全力で取り組むこと」です。

仕事でも、趣味でもなんでもいいから自分が”惚れた”と思ったら、全力で力を注いでください。

その全力さは最終的にビジネスに繋がっていくかもしれません。イベントプロデューサーとしても有名な潮凪洋介さんも仕事は仕事と割り切って、プライベートのイベントプロデュースをやっていたらとんでもないところまできてしまった過去を本でも明かしています。

もちろんそこまでいく必要はありませんが、あなたの人生を輝かせるのは与えられた仕事でなく「情熱」を持って注げることだけです。

会社という本命彼女をキープしておいてもいいですが、所詮はお見合い結婚で出会った相手。

自分の本命はどこいるのか、誰なのかを妥協して日常に埋もれていてはいけません。

もしこれから社会のシステムどおり就活をするのであれば『とりあえず付き合ってみる』というスタンスだけは忘れないでください。

働くことは自由恋愛です。必ず自分に合う仕事や生き方が見つかるはずですよ。

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