アカデミー賞、本年度最多6部門を受賞した映画「LA LA LAND(ララランド)」。
僕の周りでもかなり評価が高い映画なわけですが、ラストの回想シーンをどう解釈するかで色々と意見が分かれます。
『なぜ初対面のシーンでキスをしたのか?』
『ミアの独断ステージにお客さんがいっぱいだったのは?』
ラストシーンに関しては、監督であるデミアン・チャゼル氏も詳しい解説はないため、たくさん意見が飛び交っているわけです。
まー、そんなこんなで僕も映画「ララランド」を見てきたので、僕なりの解釈をツラツラと書いていきますね。
※注意:ここからネタバレあります
目次
ララランドのラスト!回想シーンをどう解釈するか?
まずは簡単にラストシーンまでの確認をしていきましょう。
ミアのオーディション~5年後まで
ミア(エマ・ストーン)はセブ(ライアン・ゴズリング)の後押しを受けて、女優としてのオーディションを受けます。
しかも、今まで落選し続けた小さな仕事ではなく、オーディションに合格すればパリに行かないといけないビッグなお仕事です。
『オーディションの結果は2~3日後』
と二人の思い出の公園でセブに告げて、もし合格したら離れ離れになる運命を悟り。
『一生愛している』(確かこれだったはず)
と、お互いに愛を誓い合います。
ーーーーーーー5年後
ミアはハリウッド女優となり、ロスに戻るわけですが、なんとミアは別の男性と結婚し、子供までいたのです…。
そして夫と出かけて、たまたま入ったお店がセブのジャズ・バーでした。
なんとセブも自分の夢であるジャズバーをオープンしていたのです!
ステージ上にあがるセブとそれを驚いた表情で見るミア。
二人は目が合い、お互いの状況をなんとなく察することになります。
『ようこそセブズへ』
たくさんのお客さんがいましたが、セブのこの言葉はミアに向けて言ったものでしょう。
そしてセブがピアノで演奏した曲は二人が出会った、思い出の曲でした。
ここから過去の回想シーンが流れます。
この回想シーンが今回のテーマ!!
これがただの回想シーンではなく、素晴らしく美化されているんですよ。
→いきなりキスする
ミアの独断舞台はガラガラで不評
→客席満員でスタンディングオベーション!
ミアはパリへ行き、セブは残る
→一緒にパリへ行き、結婚する
などなど、現実とは異なる回想シーンが流れるわけです。
そして、回想シーンが終わったらミアはお店を立ち去ります。
最後にセブと目が合い、悲しい表情をしながらも微笑んで、2人の再会は終わります。
というのが、だいたいの流れですね。
ラストの回想シーンをどう解釈するか
あの回想シーンは「もしも」というのがテーマでしょう。
つまり「もしもあのシーンで◯◯だったら、お互いに愛し合い、結婚していたかもしれない」という、もう1つの未来を意味します。
ミアの舞台が満席で、順調にいけばそのままロスでゆっくり暮らしていたかもしれない。
セブがミアとパリに行っていれば、円満な家庭を築けたかもしれない。
そして逆もしかりです。
ラストの回想シーン通りの未来では、セブは自分のお店を持つという夢を叶えられなかったでしょう。
つまり、この回想シーンを意味するモノは、
人生はその時、その時をどう行動するかで未来が決まる
ということではないかと思います。
セブとミアがその時とった行動すべてが「今」に結びついている。
決して最後の回想シーンのような『もしも』の未来なんてありえないということですね。
セブとミアは夢は叶えたが、恋は叶わなかった。
この結果にどんなに後悔しても、時間は戻ってはこないし「そんなことを考えても無駄だよ」というメッセージを僕らに投げかけているように思えます。
自分のための人生を生きること
もしセブがミアと一緒にパリに行っていたら、ミアと幸せな家庭を築くことができたらどうでしょうか?
確かにそれはそれで幸せだから「これが俺の夢だったんだ」と自分を納得させることも可能でしょう。
「妻や愛する子供がいる。それだけで俺は幸せだ。」
誰かのために生き、誰かに合わせる生き方は一見、素敵に思えます。本当に心の底からそう思えるのであれば問題はないでしょう。
しかし、実際は『本当にこれで良かったのか?』という疑問を感じざる得ないはずです。
僕はセブがミアを追わずに、自分の夢を追いかけたのは素敵だと思いました。
他人のためではなく、自分のために生き抜いた男だからこそ最後に彼女と目があった時に優しく微笑むことができたのだと思えます。
誰のためでもない、自分のために人生を生きる。
その大事さを伝えてくれる素晴らしい映画ではないかなっと思いますね!
さいごに
『LA LA LAND(ララランド)』は最高でした!
本当は音楽的なことや世界観についても語りたいのですが、今回はラストの回想シーンに絞って書いてみました。
夢は叶ったが、恋は叶わなかった。
とても切ないストーリーでしたが、それでも2人にとって幸せなハッピーエンドだったと僕は思いますね。
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