
親と価値観が合わないのは、深い悩みのタネですよね。
「欲しいバッグを買っただけで”金遣いが荒い”って言われた。」
「恋人を紹介しても”あの人で大丈夫?”と心配される。」
「”いつまでフラフラ遊んでいるつもりなの!?”って、もう大人だよ?」
「もういい加減、私も大人なんだから!!」
と、感情的になってしまうけど、血のつながった家族なんだからお互いを理解しあいたい気持ちも分かります。
しかし、親とはいえ彼らは「他人」なのです。
「他人」と考えるならば、世代も違うし、価値観が合わないのは当然ですよね?
なので、親と価値観が合わないからといって、あなたが無理をする必要はありません。
むしろ、お互いもう大人なんだから、「他人」として違う人生を歩むことをオススメします。

今、あなたに必要なのはアドラー心理学の「課題の分離」です。
ということで、今回は親との価値観の違いについて理解し、自分の人生をもっと楽に生きる考え方をご紹介していきましょう。
目次
親は「他人」である。
結論から言います。
親という存在は、単純に「歳の離れた他人」です。
生まれた時代は20年以上も違うし、育った環境もまるで違います。
あなたとは異なる考え方を持ち、まったく別の人生を生きている他人です。
こんなことを言うと、僕のことを冷徹な人間だと思いますかね?笑
でも、事実なんです。
たとえ血がつながっていても、別の生き物ということを忘れてはいけません。
他人と価値観が合わないのは当たり前

あなたには価値観が合わない友人はいますか?
たとえ同世代の人間でも、価値観が合わないことはよくある話です。
当然、価値観の合わない人とは、深くは関わりたくないモノですよね…笑
同じクラスでも、いつも仲良くしてるのって気の合う友達だけですよね?
逆に「この人苦手だな~…。」と思った人と、ずーっと一緒にいたりはしないはずです(笑)

同じ世代に生まれた人間でもそうならば、まったく違う世代を生きてきた親との価値観が合わないのは当然です。
そんな「他人」が自分の人生に干渉してきたら、意見が対立するのはごく自然なことなんですよね。
「他人の人生」を生きてはいけない
いくら親が「歳の離れた他人」であるからといって、自分の人生に深く関わることは事実。
僕も就職活動中に、1つだけベンチャー系企業から内定をもらっていました。
初めての内定だったため、嬉しくなって親に連絡をしたことがあります。
なんて会社なんだい?
本当に大丈夫なの?
母さんは知らないとは思うよ。
あんたがやっていける世界だとは思わないし。
こんなかんじで、僕は地元の安定企業に入社しました。
なんてっ、、意思の弱いヤツなんだ・・・!!笑
というツッコミは置いておいて…笑
誰しもこんなふうに、親に選択肢を委ねてしまうことってあるのではないでしょうか?
- 親を心配させたくない
- 親の期待に応えてあげたい
- ここまで育ててくれた親の意見
こんなプレッシャーを感じたことはあると思います。
いくら「他人」とはいえ、親の言うことを無視するなんて後ろめたいですよね?
しかし、こういった気持ちって『親を想って』という美談のように思えますが、実は「他人の人生」を生きてるだけなんです。
親や他人の期待に応えるため生きてしまい、結果的に自分の生きたい人生を描けなくなってしまいます。

オーストラリアの病院で、死を目前にした患者さんが、最後にどんなことを考えていたか知っていますか?
「他人の期待に合わせるのではなく、自分に正直に生きる勇気が欲しかった」
こんなことを思って死んでいく人が、最も多かったというデータがあります。
他人の人生を歩むことは、もっとも不幸な生き方です。
たとえ親であっても、あなたの人生に干渉する資格はありません。
だって、他人なのですから。
「自分の人生」を生きる難しさ
「よし!これからは他人の人生は生きないぞ!!」
と思っても、これはこれで難しいんです。
なぜなら、親があなたに口出ししてくる時はだいたい本気で心配したり、あなたのことを思って口を出してくるからです。
親が本気で心配してくれているのに、あなたが…。
「いや、私は他人の人生は生きないから・・・!」
と言ったら、ますます関係が悪化してしまうでしょう(笑)
そんな気まずい事態にならないために、便利な考え方があります。
それはアドラー心理学の「課題の分離」です。
アドラー心理学の「課題の分離」とは?
アドラー心理学のコアとなる要素に「課題の分離」があります。
この考え方は『他人の課題を横どりしない』というモノです。
さきほどの僕の就活を例に取りあげてみましょう。
息子の内定先がベンチャー企業だったため、
息子の将来を心配していたんだよね。
地元の安定企業を選択した。
母親の課題を横どりしたことになるんだ。
あくまでも母親の課題であって、
息子は気にする必要はないってこと?
でも、他人の課題を横どりしてしまうと
他人の人生を生きることになる。
『最終的に誰が責任を負うか』
を基準に、誰の課題かを判断するんだよ。
僕の例で考えてみよう。
僕がリストラされたらどうなる?
次の転職先がベンチャー企業だったら、
母親はどう思うかな??
「息子が仕事を見つけたー!」って喜ぶんじゃないかな。
息子を心配するかしないかは、
母親次第なんだ。
親しかいない。
僕が踏み込める課題ではなかったんだよね。
コントロールはできないよね。
他人の課題を横どりしない。
明確な線引はできるはずだ。
他人の課題は分離しないといけないんだね。
親の言うことを聞かないのは、自分のワガママなんじゃないか?
真面目な人ほど、そうやって思う人は多いです。
しかし、他人との課題の分離をして、『最終的に誰が責任をとる課題なのか?』をしっかり考えていけば、親の意見に惑わされずに生きることができるでしょう。
「家族だから」に過敏にならない

何度も言いますが、自分以外の人間は「他人」なのです。
それぞれが自分の人生を生きています。
しかし、世の中の常識で考えると、こんなことが言われています。
- 子供なんだから親孝行するのは当たり前
- ここまで育ててくれた親に感謝すべき
- 親の介護生活を支えてこそ子供
世の中には、数え切れない「家族だから」とか「親なんだから」という理屈がまかり通っています。
これも現代においては、変な理屈です。
昔の日本人は農耕民族だったので、家族の田んぼや畑を一子相伝で守る必要がありました。

しかし、現代社会では子供が上京して、親元を離れて働くスタイルが普通です。
守るべきはずだったモノもなくなり、「田んぼを守る」という使命すらなくなった現代人は、家族というシガラミに束縛されることなく生きることができるようになりました。
そんな状況下で、「家族だから」という理屈は、現代のライフスタイルに合わなくなっているのです。
だって、上京して離れ離れになっているのに、家を継ぐとか、親孝行とか物理的に難しいわけですから。
「家族だから」という考え方は、昔の日本には適していました。
そうやって家族一丸となって、共同生活をする必要があったのが理由です。

しかし、現代は違います。
「家族」という存在が、限りなく曖昧なモノになり、そういった考え方がマッチしない時代になっています。
「家族」という言葉に過敏になりすぎないでください。
価値観が合わないのであれば、親とはいえ「他人」です。
あなたが無理をする必要はありませんよ。
とは言え、お世話になった親なんだよ?
あなたがどうしても親に恩返しをしたいと思うのであれば、そうすると良いとでしょう。
育ててくれた親には感謝すべきだし、それを伝えることは大事だと思います。
しかし、「家族だからそうしなければいけない」と思っているのであれば、よく考える必要があります。
あなたが「そうしなければならない」と考えているのであれば、それは他人の課題をクリアしようとしています。

結局、それって誰かの期待に応えようとしているだけです。
何度も言いますが、他人の課題を横どりしてはいけない。
そんな常識に縛られて、価値観が合わない他人の期待に応えるために生きていてはいけないのです。
たとえお世話になった親だとしても、彼らが僕らを『どう思うか』は彼らの課題です。
そして、価値観が合わない親とずーっと一緒にいるかどうかを決めるのは、僕らの課題です。
必要であれば、親元を離れて一人暮らしをしても良いと思います。
お互いに距離を置いたほうが幸せな関係もあるはずです。
それは「家族」とか「常識」とかに以前に、僕らが他人だからなんですよね。
必要なのは「感謝」と「勇気」

ここまで散々「親」や「家族」について、ドライな目線を貫いてきた僕ですが、感謝の気持ちだけは忘れていけないと思います。
今、こうやって自分が生きているのは、親のおかげです。
父と母が恋に落ち。
結婚をして、僕らを産んでくれたからこそ僕らがいます。
育ててくれた恩も忘れてはいけません。
ですが、「家族だから」っという思い込みをしてはいけないのです。
子供を産んだり、子供に『こんな風に育ってもらいたい』と思って子育てをするのは、彼らの課題です。

その期待に応える必要はないし、僕らができることは自分の人生を生きるだけです。
間違っても他人の課題を横どりして、他人の人生を生きてはいけません。
そんな人生が不幸なことは、今までの死者たちが証明してくれています。
「他人の期待に合わせるのではなく、自分に正直に生きる勇気が欲しかった」
他人の期待を振り払い、自分の人生を生きるためには「勇気」が必要です。
逆に勇気さえあれば、親への感謝を忘れずに、自分の人生を生きることができるのです。
親との価値観が合わないことに悩むのではなく、自分らしく生きる勇気を持ちましょう。
アドラーの心理学も『勇気の心理学』と言われています。
あなたの人生を変えることができるのは、あなたの勇気ひとつですよ。
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