あなたは自分のボイパに自信があるだろうか?自信があるのであれば僕は勘違いしているのかもしれない。僕は“ほとんどの人は下手クソ”だと思っている。
『は?こいつ何言ってんの??』
『いやいや!ってかお前誰だよ!』
と思うのは無理ないと思うが、この際そこは置いておこう(笑)
最近、アマチュアの演奏を聴いて『お!』と思うことが少なくなりました。もちろんボイパも10余年やっている理由もありますが、とにかくつまらないのだ。
自信がある人は見なくてもいいけど、今回は僕なりにボイパが上手くなる方法をまとめてみた。そして、ほとんどの人が下手な理由も…。
あと、注意したいのがこの記事はアカペラをやっている人向けに書いています。
『HIKAKINさん、マジハンパないっす!』
という層には何を言ってるのか分からないと思うのでご了承ください(笑)
目次
ボイパは楽なパートなのだ
ボイパというパートは楽なパートだ。
確かに音を出せるようになるまでは時間がかかる。僕自身もいまだに出せない音もあるし、音色を突き詰めたらキリがなり世界だろう。
しかし、基本の3音(バス、ハイ、スネア)を覚えてしまえば、あとは曲に合わせるだけだ。
別にテンポキープなんてしなくていい。だってグループの皆に合わせればいいんだから。
音取りだってしなくていい。最悪、事前練習だってしなくてもいい。
だって、グループ練習の基本はコーラス練にある。その間に個人練習ができる。楽譜だって覚えなくていい。
練習だって伸び伸びやればいい。だって、ボイパを指摘する人なんてグループにいないのだから。好き放題やればいい。
最悪上手くなる必要なんてない。だって、『ボイパは人それぞれ違うモノだから』という風潮がある。ナンバーワンではなくて、オンリーワンが悪い意味で許されている。
分かっていただけただろうか?
ボイパは楽なパートなのだ。(僕もそれにカマかけて練習なんてしていなかった時期もある)
和音に入るコーラス、ベースなどよりも遥かに楽なパートであることは僕が保証する。
だから『おめでとう』という話ではないけど(笑)
ぬるい環境で上手くなるほど簡単なパートではない
僕を始め(?)、ボイパは楽なパートであるために手抜きな人間が多い。
昔一緒にやっていた仲間には申し訳ないが、僕は練習前に原曲を聴いたりなんてほとんどしていなかった。誰も自分のことを指摘しないから自分が上手いと思っていた。
残念だけど、ほとんどのボイパマン(ウーマンも含む)はこんな状態なのではないかと思う。
本当に上手くなりたいなら、こんなぬるい環境にいてはダメだ。
なぜならボイパは楽なパートではあるが、簡単なパートではないからです。
僕はボイパこそアカペラの曲を支配できるパートだと考えています。
曲の高揚感、緊張感、爽快感、哀愁感、疾走感…これらを全て1人でコントロールできる。
ここで大事なのが1人でというポイント。コーラスなどは2~3人揃って、和音を作ってある程度の世界観を出すことができる。さすがにリードには勝てる気はしないが、そこは元々縁の下のパートであるから比較するものおかしいだろう。
え?ベースは??って。
・・・。
まあ、よく分からん!笑
1人だけで曲の世界観を支配できるところがボイパの魅力であり、難しいところです。
そして、何も考えずに曲の雰囲気に合わせてヘーコラやっている連中には到底無理。
自分はこの曲をどう表現したいのか?どんな世界観をやれば聴く人に刺さるのか??
これらをもっと考えてほしい。
僕のことをよく知る人は『お前、本当にそんなこと考えてやってんの?笑』と総ツッコミをもらいそうだが、残念ながら俺はそう考えていつもやってんだよ!笑
ボイパが上手くなる5つの方法
前置きが長くなりましたが、とにかく知ってほしい。
ボイパは放っておいて上手くなるほど簡単なパートではない。
むしろ周りの環境を考えたら下手になる要素しかない状況に僕らは立っているのです。
ということでボイパが上手くなる方法について述べていこう。
ここで紹介するのはテクニカルなことではなく、習慣的なことです。
残念ながら小手先だけでは大したプレーヤーにはなれないのです。ってか、これをやったら明日には上手くなるなんて魔法の薬みたいなモノは存在しないので、逆に安心してほしい。
自主性をもって取り組んでくれ(ビッ!)
1.ロールモデルを決めて真似をする
あなたには自分のボイパの理想のモデルはいますか?
プロでもいいし、アマチュアでもいいから自分が見本にして参考にしているモデルはいますか?
いないなら残念。
早く見つけてくれ!!笑
初心者の段階(ほとんどのボイパマンはこう言っていいだろう)では、とにかく真似をすることが大事だ。
『守破離』という言葉を知っているだろうか?
これは日本武道の教えの一つで、型を守り、守りぬいたら型を破壊する。そして最後には型から離れてオリジナルな存在になっていくというものです。
ボイパに関しても一緒。
とにかく最初は上手いと思った人の全てを真似てほしい。
- 音の出し方
- リズムパターン
- ステージ上での仕草
- 言動や思考
全てです!
たまに音の出し方だけ、さらっと真似して終わりの人間はいますが、その程度ではダメ。
正直、あなたのオリジナルに魅力は皆無だ。
徹底的に真似をすることをオススメする。
ちなみに僕のロールモデルは、PermanentFishのKazzさん、ロッカペラのジェフさん、SugarSのNARUさん、アツシさんというサークル先輩。
もうちょっといたと思うが、この人達がハマりきったモデルたちです。
真似をして吸収して、迷ったら考えてほしい『あの人ならどうするかな?』と。
2.録音の聴き方を変える
練習やライブのときに録音をとっていますか?
していないのであれば録音するところから始めてほしい。
あなたの演奏がいかにショボいかを感じることから成長が始まる。
そして録音を聴いている人も、録音を聴くときにどんなポイントを聴いていますか?
『うわー、ここリズム走っているな。』
はい、無駄ー(笑)
自分の録音を聴いて、こんなことを振り返っていては無駄なのです。
僕らの目的は『曲を支配すること』でしたよね?
じゃあまず聴くべきポイントは『自分の描こうと思った世界観通りになっているか?』が大事です。
『あれ?ここはあえてハイハットだけにしたら緊張観が出るかも?』
『間奏から2Aメロに入る瞬間がなんか不自然だな?なんでだろ??』
こんな風に自分の表現したかった世界との『何か違う』を探していくのが録音を聴くということだ。
リズムがずれてるとかどうでもいいんですよ。しっかりやろうで終わり。
僕らがやるべきことは『自分の思い描いた世界観を曲として形にすること』であり、リズムが合っているとかはそのための手段でしかないわけです。
ちょっと、難しいかな?
まあ心配しなくてもリズムがずれていることなんて、誰でも分かることなのであなたはもっと深い部分を観察していきましょう。
3.グループの人の意見を聴く
グループの人間に意見を聴くことが大事です。
前述には、「グループの人はあなたに何も指摘しない」と伝えました。
しかし、それはあなたのことを上手いと思っているからではなく、下手くそすぎて何言っていいか分からないだけと思うようにしましょう(笑)
というのは冗談で、コーラスとかやっている人はボイパに介入することが怖いのです。自分ができないことを他人に指摘してもいいのかなっと迷っているのです。
だから何も思っていないわけではないので、あなたからグループの人に意見を求めましょう。
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”yuukivp.jpg” name=”結城おさむ”]ちょっと試しにAメロは静かにしてサビに一気にドスドスいこうと思うんだけど、聴きながら歌ってもらってもいいかな?[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”neko.jpg” name=”グループの人”]あ、うん。分かった。ちょっとやってみようか。[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln” subtype=”L1″ icon=”yuukivp.jpg” name=”結城おさむ”]ふう・・・どうだった?[/speech_bubble]
[speech_bubble type=”ln” subtype=”R1″ icon=”neko.jpg” name=”グループの人”]いや~この曲は自然なかんじを大事にしたいし、前のパターンのほうがよかったかな[/speech_bubble]
という具合に相手からの意見を引き出すことも可能になります。
注意したいのが0ベースの質問はよくない。
『どうしたらいいと思う?』、『どうだった??』というあなたのバックにある情報が0な質問はダメです。「こんな風にしようと思うんだけど、今のでどうかな?」というあなたの意図を伝えていきましょう。
相手は1でも情報があると10にでも20にでもしやすいモノです。
あと、曲というのはグループで創り上げるモノなので意見を聴かないというのはそもそも間違いですからね(笑)
これはボイパに何も言わないコーラスやベースにも言えることですが。
4.CDの演奏ではなく生の演奏を聴こう
たまに研究熱心な人でCD音源を聴きまくる人がいます。でも、これはあまりよろしくないのです。
なぜなら、アカペラのCDは加工や重ね撮りがめちゃくちゃされているからです。
そのCD音源をそっくりそのままコピーしようとすると、無理が生じます。
だって、重ね撮りに勝てるわけないんだから(笑)
そもそも無理なことをして自爆をするパターンですね。
ドラゴンボールでかめはめ波って技があるじゃないですか?あーいう仮想現実を、現実世界でやろうとしているのと同じってこと。
確かにその熱心さは素晴らしいモノがあるのですが、できもしないことをやってもできないのです。
できないだけならまだしも、演奏がぐちゃぐちゃになってしまったら本末転倒ですよね?笑
プロの演奏でも、ライブを聴いてみるとCDと比べて簡素なリズムパターンに変えている人もいますし、音も意外としょぼい?笑
そんな人もいるくらいなので生の演奏を聴くことをオススメしますね。肌で感じる音は一味違いますよ。
CDはアーティストとしても作品として作っているので、加工されているのは仕方ないわけです。
5.同じステージに立ってみよう
ぶっちゃけプロのステージを見てても怪しくないですか?笑
『こいつらは特殊な音響の元でやっていて、そこだけの違いなんじゃないか?』
僕も若い頃はこんな生意気なことを考えていました。
しかし、SugarSのNARUさんのボイパ講座に参加して同じ音響のもとで、一緒に演奏させてもらって気づいたことが・・・。
(え?自分ってクソだな・・・)
ということだったんですよね。相手のとの「差」を目の当たりにすることで、自分の下手さに気づいた瞬間でした。
この出会いがなかったら僕はずっと天狗状態だったろうし、今のレベルまで到達できなかったと思う。(どのレベルかは定かではないが)
全てをフラットにした状態で他と比べることができれば「差」を感じることができます。
あとはその「差」をどう処理するかは自分次第ですが、僕はもっと上手くなりたいと思いました。
ちなみにSugarSの公式ホームページはこちらね。(NARUさんは3月上旬で引退しちゃいますが)
あなたのオリジナルには魅力はない
最後にハッキリと言ってしまうと、あなたのオリジナリティには魅力はありません。
ボイパは独学でやるものだと言われていますが、僕はそうじゃないと考えています。
直接教わるだけが学びではなく、その人の演奏から学ぶことは独学とは言わないと思っています。
もちろん直接教わったほうが「早い」わけですが、あなたの周りにも先生となる人はいると思うので、まずは真似をすることから始めてみてください。
真似をするなんて価値がないんじゃないか?と疑問に感じる人もいると思いますが、だったらモノマネ芸人も仕事はなくなるわけですし、単なる真似も突き詰めれば『価値』に変わっていきます。
価値が提供できる自分になった上で、オリジナリティを出していきましょう。
今回ご紹介したボイパが上手くなる方法を真似して、しっかりやれば上手くならない理由はないです。
もちろんセンスや才能もある世界ではありますが、まあこれだけのことを意識していければ大多数の下手クソなボイパマンたちと差別化が図れますので実践してみてくださいね。
さいごに
長文となってしまい、読みづらい点もあったと思いますが、これであなたのボイパライフが少しでも良くなることを願っています。
まあ、こんなことを書いても誰もやってくれないのは知っているんですがね(笑)
ただ、そんな中で逆にしっかりやれば「差別化」を図ることができるので、うまくこの現実を利用してやってください。
ここまでやったら面白いですよ♪
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