あなたは趣味の音楽を仕事にして食べていきたいと思ったことがあるでしょうか。
しかし、音楽でご飯を食べていくなんて周囲に言っても理解されるわけがありません。
華やかに見える姿の裏には厳しい現実があることを、誰もが何となくは知っているからです。
僕もアカペラという音楽を大学時代に経験し、現在はウェブマーケッターとしてシゴトをしているのもあり、後輩から相談を受けることが増えました。
『インターネットを使って独立起業して、音楽を教えたいんですが!』
『何とか稼ぐ方法はないですかね?』
とまあ、こんなかんじですかね。
ということで今回は、1人のウェブマーケッター目線で音楽を仕事にして稼いでいく方法についてまとめてみました。
目次
音楽を仕事にするとは?
さて、一言に「音楽を仕事にする」と言っても色々あるでしょう。
- ミュージシャンとして食べていく
- ボイストレーナーとして食べていく
- 音楽クリエイターとして食べていく
などなど、もっといっぱいありますよね。
今回は僕が最も相談を受けることが多い『音楽を教える系』のお仕事を例にとって、詳しくお話をしていこうと思います。
話を具体的にするために『ボイストレーナーで食べていきたい』という設定にしていきましょう。
趣味の音楽を仕事にするということ
それでは次に「趣味の音楽」を仕事にすることが、どういうことなのかをご説明します。
趣味の音楽を仕事にするデメリット
まずデメリットとしてはプロのプレーヤーとしての実績がないということがあります。
普通ボイストレーナーになるような人は「音楽学校で声楽を何年習っていて…」や「プロのミュージシャンとして活躍していた」などの実績を持っています。
この実績は世間的なブランドになり、あなたの言っていることに説得力が生まれる材料になります。
またプレーヤーとして活動していた人は人脈があります。
どの業界でもそうですが、プロのプレーヤーとして生きることは過酷ではありますが、その中で色んな人と出会い、仲良くなり、その分チャンスは増えます。
例えば、自分の音楽教室の宣伝を友人ミュージシャンのライブでさせてもらうとか(あんまり露骨なことはできないでしょうが)ですよね。
現場で働いていた音楽仲間からの信用を勝ち取れば、何らかのお仕事のお話もあったりするでしょう。
また、世間的な認知度もある状態から独立をすることができます。
これは普通の会社員が同じ業種で独立するケースでも同じです。
実力をつけてプロの現場プレーヤーとしての実績や人脈を育ててから独立するのが普通です。
なので、趣味を仕事にするというのは実績の面で不利に働きます。
趣味の音楽でも仕事になる時代
実績という面では、趣味から仕事に移行する人は不利です。
しかし、現在は趣味でも仕事になる時代にはなっていますよね?
現にYoutuberのHIKAKINさんは、僕が大学1年生の頃からビートボックスの動画をネットにアップしていました。
僕もそれを見て、色々勉強していた記憶もあります(笑)
それがYoutubeがGoogleの傘下に入り、広告事業が発達したことで大成功を収めてしまいます。年収にして1億くらいという噂も…笑
HIKAKINさんとしても最初は趣味として、動画を上げていただけだったはず。
まー、特殊な事例ではありますが、インターネットの発達により趣味も仕事に変えることができる時代は到来しています。
今回ご紹介する「ボイストレーナー」という仕事も、インターネットの力を使えば趣味から独立することも可能でしょう。
趣味の音楽でお金なんて稼げるの?
そもそもの疑問を今さら回収しましょう(笑)
「趣味の音楽でお金なんて稼げるの??」
ということですよね。
では考えてほしいのですが、あなたが何か習い事をしたい時はどんな人から習いたいですか?
当然、自分より実力がない人から習うのは嫌ですよね。
また、できるだけ自分より知識や経験がある人から習いたいはずです。
つまり売れる大きな要因として『知識の差』や『実力差』、『経験の差』が大事になっていくわけです。
ボイストレーナーであれば「この人に習ってみたい」と思わせれば、売れる可能性があるわけですよね?
音楽クリエイターであれば「この人に自分たちの音楽を作ってもらいたい」と思わせれば、売れる可能性がありますよね?
実はこれ『教える仕事』だけではなく、物としての商品も同じです。
例えばシャンプーだって、自分で調合して簡単に作れれば購入する必要はないわけです。
車だって、自分で部品を買って組み立てられれば購入する必要はありません。
そこには売り手の技術力と消費者との『実力差』があるから売れるんです。だから評価されるんです。
たとえ趣味であっても、あなたの持っている技術が誰かと『差』があるかぎり売れる可能性はあります。(値段次第という面もあります)
もちろん、その『差』が大した差でなければ売りにくいですが・・・笑
ビジネスの3つの基本
それでは趣味の音楽を仕事にするという予備知識はOKでしょうか?
趣味だとしても、そこに消費者との『差』があれば誰かがあなたの力を必要としている可能性があるということです。
ボイストレーナーだと分かりやすいですね。
日本のどこかで歌が上手くなりたいと思っている人がいて、その人よりもあなたが知識があり、実力がある場合は売れるということになります。
それではその『差』をどうやって売っていけばいいのかについてビジネスの3つの基本を観点に説明していきましょう。
ビジネスの基本は・・・。
です!!
独立して稼いでいくのであれば、この3つをしっかり自分でやっていく必要があります。
1.集 客
まずは集客です。
まー簡単に言うと、見込み客となる人を集めるということですね(笑)
口で言うとすごい簡単なんですが、実はこれが一番難しいです。
いかに人を集められるかが、ビジネスの成功の鍵を握ります。
僕はお仕事柄、ウェブを使った集客をコンサルしていたりしますが、個人でお仕事されている方は非常に集客に苦しんでいるんですよね。
具体的に何をするかというと、ブログ、Youtube、SNSなどウェブ上に自分のメディアを構築し、自分が何者であるかを発信します。
より早く大衆の目に触れられるように、ネット広告にお金を支払うという方法もありますね。
ここでは、ネットメディア構築に不可欠なSEOの知識であったり、SNS拡散されやすい記事の書き方や動画編集能力など様々なスキルを要します。
ウェブ上での集客を上手いことやろうと思うなら、そういった技術も必要です。
もちろんリアルな場での集客も大事で、イベントに出た時に挨拶したりなど「自分が何者であるか」をアピールし、集客につなげることも基本ですね!
2.教 育
人を集めてきたら、次に必要なのは『教育』です。
教育とは簡単に言うと、見込み客に商品を欲しくさせることです。
ボイストレーナーで言えば、いかに見込み客に「あなたに教えてもらいたい!」と思わせるための技術ですね。
趣味の音楽からビジネスにつなげる場合は、プロプレーヤーなどの実績がないので『圧倒的なコンテンツ』が必要となります。
- 圧倒的に分かりやすいコンテンツ
- 圧倒的な知識量があるコンテンツ
- 圧倒的な実力が感じられるコンテンツ
- 圧倒的なブランドが伝わるコンテンツ
例えばYoutube動画なら、見た人が「なんだこの分かりやすい動画は!?」と驚いてしまうくらいのコンテンツを作る必要があります。
この圧倒的コンテンツがプロプレーヤーとしての実績がないあなたのブランドを底上げしてくれることになり、最終的には「この人の言うことなら間違いない」と思ってもらえるわけです。
その結果「あなたに教えてもらいたい!」という状態にすることができるんですよね。
3.販 売
そして「欲しい!」と思わせたら、最後は販売です。
ボイストレーナーでいえば、「月何回のコースをこの値段で契約させる」ということになります。
教育の段階で、見込み客が圧倒的な信用を抱いているのであれば、ここでやることは少しお客の背中を押すことだけです。
お客様に販売行動を起こしてもらうためのコピーライティングの技術が必要となります。(正確にいえば、教育の段階で必要ですが)
コピーライティングは人に行動を起こさせるためのライティング技術のことを言いますが、こちらも備えておくと購入してもらいやすくなります。
もし独立して音楽を仕事にしていきたいのであれば、このビジネスの基本3つを身につけることを激しくオススメします!
そんなことが本当にできるの?
さてご紹介したビジネスの基本3つを身につけるなんて難しいんじゃないの?
っと思っているかもしれませんね。
まー、ぶっちゃけ今日始めて、明日にできるようなモノではありません。
集客は集客でたくさんの学びや実践が必要ですし、教育に関してはあなた自身の音楽の実力を磨くことも大切です。
なのでボイストレーナーとして食べていくほとんどの人は「集客」や「販売」を他者に任せることを選択します。
YAMAHA音楽教室とかそうですよね?
YAMAHAブランドもあるし、お客様を集めたり、サービスの購入手続きとかも全部やってくれます。
こうすることで自分が教えることに集中できるわけですね。
まー、もちろん仲介手数料や音楽教室によってはルールなどに縛られることにはなりますが・・・。
ただ、僕の経験上ですがウェブ集客の基本的なことはしっかりやれば3ケ月くらいで身につきますし、後は地道に行動していくしかないので、この期間をどう考えるか次第だな~という印象ですね。
個人で生きるには総合力が必要
趣味を仕事にしたりするのは大いに結構なのですが、もし個人でビジネスをしたいのであれば総合力が求められます。
ボイストレーナーなら歌の実力があったり、声楽に詳しいだけではいけないのです。
音楽クリエイターなら、曲を作る実力があるだけではいけないのです。
ビジネスの基本である集客、教育、販売の力を身に着け、「売り物」を「売る方法」を磨いていく必要があります。
そして「売る方法」が分かってくると色んなことに応用が効きます。
「ボイストレーナーがおすすめするICレコーダー!」と銘打ってアフィリエイト報酬を貰ってもいいですし、友人のライブの集客の手助けをしたりもできるでしょう。
今どき、ビジネスの基本も分からず、とりあえず音楽を仕事にするのは非効率であるといえるでしょう。
個人で色んな発信ができる時代なのだからこそ、それを活かしてビジネスを展開していく。
そのための総合力を身につけないといけないと考えます。
さいごに
今回は趣味の音楽を仕事として、独立して稼ぐ方法についてウェブマーケッター目線でお話をしていきました。
この記事の内容は「独立したい!」という方向けなので、音楽の組織に所属しようと思っているのであれば関係ないかもしれません。
そういった人は集客、教育、販売のすべてを手数料を取られて、音楽活動をされているわけですからあまり関係ないでしょうし、それを否定するわけでもないです。
しかし、個人で独立したいのあれば音楽の実力だけではダメです。
実力を売るための総合力を身に着けなければならないわけです。
だから「ただ自分は音楽が好きだから」という人には、厳しい世界かもしれませんね。
せっかく個人で音楽を仕事にしていくのであれば、あなたなりの理念を持って、生きるチカラを磨いていってほしいと思います。
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