『あの上司より先に帰るなんて、気まずいな~。』
『いつもあの先輩の仕事に巻き込まれてしまう。』
『帰る前に「お手伝いすることはありますか?」って言ったほうがいいのかな…。』
周りはセカセカと忙しそうな状況で、自分だけ帰るなんて罪悪感を感じてしまうものですよね。
無駄に残っても仕方ないことは分かっているんだけど、『残っている人に申し訳ない』とか『頑張ってないヤツだと思われたくない』って思ってしまう気持ちも分かります。
僕も会社員時代は付き合い残業に悩まされてきた人間です。
しかし、本記事でお伝えする対策・考え方を切り替えによって、無駄な付き合い残業をしなくても平気になりました。
また、付き合い残業をなくすことで、得られるメリットはたくさんあります。
- 自分の時間が増える
- 会社が儲かる
付き合い残業をなくすことは、会社のメリットにもなるのです。
本記事では職場で気まずくならずに、付き合い残業から解放される対策・考え方をご紹介していきます。
目次
なぜ、付き合い残業はなくならないのか?
そもそも、なぜ付き合い残業はなくならないのでしょうか。
これは日本に『遅い時間まで残っている人 = 頑張っている人』と判断する文化が残っているからです。
僕の元職場でもありました。
僕のウッカリミスで、取引先に迷惑をかけたときに、要因分析資料を徹夜で作りました。
課長、今回はただのウッカリミスですし、 これ以上の要因分析もできないと思うんですが。
あのな。 こういうのは要因分析がどうとかじゃなくて、 いかに反省や努力したっていう『誠意』を見せることが大事なんだ。
はぁ・・・。
徹夜して頑張って作ったモノのほうが、 上も理解してくれるものなんだ。
だから、今日は帰るのは諦めたほうがいいぞ。
(大切なのは、会社に残って誠意を見せることねぇ・・・。)
(アホらしいな。)
そう、まだまだ日本では長時間働いている人こそが、頑張っている人とみなされる傾向は否めません。
仕事の中身よりも、時間をかけて仕事をする姿勢が評価されるわけです。
逆を言えば、『早く帰る=頑張っていない人』とみなされることも事実。
中には、上司よりも早く帰ることが悪のような意味不明な空気感がありますよね?
この空気感こそがすべての元凶です。
仕事での評価を落としたくない。
やる気がないヤツだと思われたくない。
自分は頑張っていないヤツだと思いたくない。
こんな古臭い文化の束縛から抜け出せないからこそ、ダラダラと付き合い残業をするハメになるわけです。
遅くまで残っている人って、全然エラくないよ。
遅くまで仕事を頑張っている人を否定するつもりはありません。
『遅くまで残っている = エラい』はおかしいです。
確かに遅くまで残っている人は、会社でも業績を上げている人は多いです。
※中には本当にダラダラと何もしていない人もいますが・・・。笑
でも、ここで落ち着いて考えてみてほしいんです。
いや、だって仕事する時間を長くしてるんだから結果を出して当然でしょ?
人間なんだから与えられた時間で、できることなんて限られているわけです。
『労働時間が長い = 労働成果が大きい』
いや、当たり前でしょ。笑
それをエラいと言っていいのだろうか?
それよりも、労働時間を短く済ませて、成果が大きいほうが優秀に決まっています。
いつまでも古き良き日本の考え方がなくならないから、『残っていない自分が間違っているのかも…』って勘違いしちゃう若者が増えてしまうんですよね。
ってか、上司や先輩より先に帰るという状況になるのも当たり前ですよ。
だって、彼らのほうが僕らより重たい任務を背負ってお仕事をしているわけですからね。
自分の仕事が終わったら、普通に変えればいいんです。
「えーー、手伝わないとか、それひどくない?」
「そうだ、そうだ!仕事はチームでやっているんだ!」
・
・
・
・
・
いやいやいや! そんなこと言い出したらキリがないですよ?
隣の席の人も、隣の部署の人も、彼らの仕事すべて終わらないと僕は帰れないわけですか??
助け合いの精神も大事だし、会社はチームなのは分かるけど、皆がプロとして働いているんだから、線引は必要。
それが認められない会社に、これから40年も勤め上げるのはいかがなモノかと思ってしまいますね。
役目を果たすために、必要な時間を使うだけだよ。
人によって抱えている仕事の量も質も違うのは当たり前です。
じゃあ、それに費やす時間も人それぞれ個人差があるものです。
自分の役目を果たすのに、17時に帰る人もいれば、21時に帰る人もいる。
社員それぞれが帰る時間が違うなんて、普通に考えて当然なわけです。
だから、遅くまで頑張っている人がエラいわけではないし、早く帰る人が暇なわけではない。
仕事にはそれぞれのペースもあるし、タイミングだってある。
サラリーマンである以上、与えられたタスクをこなせばサッサと退社してしまえばいいんです。
付き合い残業を強要する古い日本人的な働き方なんて、バカバカしいにもほどがあります。
それではここからは、付き合い残業が無駄すぎる5つの理由ついて、具体的にご説明をしていきましょう。
「付き合い残業」は、百害あって一利なしです。
付き合い残業が無駄すぎる5つの理由
それでは付き合い残業がもたらす、5つの無駄についてご紹介をしていきます。
【1】会社の経費が無駄になっている
特にやることもなく居残りをする付き合い残業は、会社にとって無駄な経費がかかります。
残業扱いであれば、残業代も支払わないといけないし、あなたが残ることで電気代だってかかっています。
あなたが気まずさを逃れたいためにしている「付き合い残業」は、会社にとって損失でしかないわけですね。
【2】従業員の意識の低下
付き合い残業が定着すると、日中の従業員の効率がダダ下がりになります。
だって、どんなに日中に仕事を終わらせても、早く帰れることはないわけです。
『どうせ残業時間もあるし、後回しにしよう。』
という思考になってしまうのも、無理ありません。
仕事は残業ありきで考えるモノではなく、残業はやむを得ない事情があるときにするモノです。
最初から残業ありきの意識になってしまった社員たちの意識は低下し、最終的には会社に多大なる損失をもたらすでしょうね。
【3】社員の健康面の問題
単純に残業時間が増えると、健康への被害が出るリスクを高めることになります。
労働者健康福祉機構の研究で、「長時間労働とメタボリックシンドロームの関係性」を述べた調査結果があります。
年間残業時間が500時間を超えるとメタボリックシンドロームのリスクが増えること、さらにこの増加が特に45才未満の若年群で大きいことを示した点にある。 この結果は、慢性的な残業により、過労死を起こす基礎病態が形成されやすくなることを示している。 引用:勤労者の残業時間とメタボリックシンドローム保有状況の関係についての調査研究
会社にとって人はもっとも貴重な資源となります。
社員の健康に悪影響をもたらすくらいなら、サッサと帰ってもらってリフレッシュしたほうがいいんです。
それが会社と社員、お互いのためになる行動になるんですよ。
【4】自分の時間を無駄にしている
付き合い残業なんかしていたら、自分の時間を持つことは不可能です。
他人の目を気にして、無駄に会社に残っていなければ、叶うはずだった自分の未来を思い浮かべてほしいのです。
前から読もうと思っていた本を読めたり、気になっていたあの人との食事をしたり、家族サービスをすることができたり…。
プライベートを充実させるには『時間』が絶対に必要です。 『時間』は、1日24時間しかなく、仕事で消耗すればプライベートな時間はなくなります。
大してやることもないのに、他人の目ばかりを気にする付き合い残業は人生を豊かにする生き方でしょうか?
僕の基本スタンスとして、時間を忘れるほど楽しい時間をいかに増やすかが、人生の価値を高めることだと考えています。
意味のない付き合い残業は、自分の人生にとって百害あって一利なし。
そもそも仕事は自分の担当の業務があって、それが就業時間内に終わっていれば帰宅する。 それだけの話です。
【5】相手にとっても損しかない
付き合い残業をしてしまうパターンは大きく分けて2つあります。
- 自分が勝手に気まずさを感じて帰れないパターン
- ダラダラ残業している人に付き合わされるパターン
僕が会社員時代は、この2番に悩まされることは多かったです…。
それじゃあ、、、お疲れ様でしっ…
え、もう帰るのー? なあなあ、ちょっとこれ見てほしいんだけど!
え、なんですか?
この案件なんだけど、AかBか悩んでいるんだよねー。 なあなあ、お前はどう思う?
うーん、調べてみないと何とも。。
いや、それがな。 俺が調べた結果を、この資料にまとめてあるんだよね!
は、はぁ。
これを読んでみて、結論どっちがいいか考えてみようぜ! ドサッ(20枚くらいの資料)
え、、これ今から読むんですか?
あー、そう。 そんなに早く帰りたいんだ。
まあ、やる気がないなら、 それでもいいんじゃない??
分かりました。 やりますよ。
(はぁ~。この後2時間くらい付き合わされることに…。)
こんなかんじで無意識かどうかは分かりませんが、付き合い残業を強要させられるパターンがあります。
確かに、付き合い残業をさせる側にとっては、相手をしてくれる人がいるのは嬉しいかもしれません。
しかし、その人にとってもダラダラ会社に残ることで、プライベートな時間がなくなっているわけですし、周囲からは嫌われる原因になってしまいます。
付き合わされる僕らから嫌われるのはもちろんですが、会社側の立場を考えても、非効率な働き方をして、残業代だけを請求する”害虫”みたいな存在です
あなたがキッパリと帰らないことで、付き合い残業を強要する上司や先輩の価値を下げていることだと認識しておきましょう。
相手のため、自分のため、会社のために付き合い残業はやめるべきなのです。
付き合い残業に巻き込まれないための5つの対策
それではここからは、あなたが付き合い残業に巻き込まれないための対策を5つご紹介しましょう!
すべてを実践することは不可能でも、このテクニックを1つでも使いこなせればダラダラと会社に残る確率をガクンっと減らすことができますよ。
【対策1】定時派の仲間を作る
『実は俺も、早く帰りたいと思ってたんだよね。』 という、あなたと同じ悩みを抱えている人がいるかもしれません。
明日から会社に出社してみて、残業時間になったら周囲を見渡してみてほしいんです。 すると自分と同じで付き合い残業に巻き込まれている人が見つかるのではないでしょうか?
そんな人を捕まえて、「明日から定時退社しよう!」と伝えてあげましょう。
さすがに毎日は無理にしても、少しずつ職場でも「あいつらは早く帰る派だから」という空気感を定着させることができるはず。
これは巻き込む人数が多ければ多いほど、効果を発揮しますので、数の暴力で付き合い残業防止を訴えかけましょう!!
【対策2】元気に、、帰る!!笑
『おっつかれまでしたーぁぁぁーーー!!!』
これが意外にも効果的です(笑)
他人の目を気にして、モジモジするから”隙”をつかれてしまうんです。
さわやかに、言い訳せず、元気よく、そしてスピーディーに!!! なんの悪びれることなく、挨拶すれば、周りの人も『お、おおう…!』としか反応ができないわけです(笑)
【対策3】朝イチから「今日は帰ります」と宣言する
上司や同僚などに、「今日はどうしても外せない用事があるから、何かお手伝いがあるときは早めに行ってくださいね!」と朝イチのタイミングで宣言しておきましょう。
付き合い残業ではなくても、17時くらいになって急に仕事をふられることもありますよね?
朝イチから釘を指しておけば、そのリスクも少なくなるし、自分も定時内に業務を終わらせようと努力するから効率アップにもつながるのでオススメです。
【対策4】仕事後に人との予定を作ってしまう
これは他のテクニックとも併用してほしい対策です。
マジメな人ほど仕事がどうなるか分からないから、平日は人との約束を入れない人が多いです。
しかし、そんなことは無視して仕事後(できれば早めの時間)に人と会う約束をいれてしまいましょう。 マジメな人ほど自分の時間が犠牲になる程度だと・・・。
(まあ、いっか。)
と妥協しがちですが、人を待たせるとなると・・・。
(やばい、やばい!何とかしなきゃ!!)
となるわけです。
あなたが付き合い残業をすることで、誰かに迷惑をかけるというリスクをとりましょう。
結果的に、仕事中も必死になって働くし、ダラダラと会社に残ることはなくなっていきますよ。
【対策5】Noという習慣をつける
付き合い残業でも、誰かの仕事を手伝ってくれと言われる場合もあるでしょう。
例えば、定時が近づいてきて、本日の片付けをしていたら・・・。
あれ、今日はもうやることないの?
はい、今日は帰ろうと思っています。
それなら、悪いんだけど、 この仕事を今からお願いできないかな?
(いや、「それなら」じゃなくて・・・。)
こんな経験、、ありますよね?笑
しかし、ここで2つ返事で「Yes」と言ってしまうと、どんなに効率良く仕事を終わらせても残業地獄からは逃れられないのです。
世の中のすべては、トレードオフで成り立っています。 あなたは「Yes」と言った時点で、何かを捨てていることに気づくべきです。
自分の時間を守るためにも、相手の言い分に納得できないなら「No」と言う必要があります。
ただただ、「No!」と言ってもダメなので、かどが立たないように上手に断るテクニックも身につける必要があるわけですね。
マネジメントの父と呼ばれるドラッカーもやっている、上手な断り方は4つのステップで構成されています。
このステップをふむと、人間関係を壊さずに仕事を断ることができます。 詳しくは別の記事で、会話のテンプレートなども含めて紹介していますので、是非参考にしてみてくださいね!
どの対策も現実的に考えたら、無理なことも。
今回ご紹介した対策などを読んで、あなたはどう思われたでしょうか?
これら対策は有効ではありますが、すべての職場に対応は無理だと僕は思っています。
現実は厳しいです。 あまりにも理不尽な上司や先輩、自分一人では覆すことのできない職場のダラダラな雰囲気、自分の立場の低さ・・・etc
とてもじゃないけど、こんな小手先のテクニックではどうにもならない問題はたくさん存在します。
僕自身も会社員として、この問題に直面し、すべての方法を試しました。
しかし、仕事を効率的にやればやるほど、仕事は倍々ゲームのように増えていくし、仕事を断れる空気感はゼロ。
やはり早く帰ろうとすればするほど、上司や先輩からは目をつけられてしまうし、会社で居づらい思いをたくさん経験しました。
付き合い残業は百害あって一利なしです。
ですが、その古腐った文化に酔いしれている上司や先輩がいる限り、その状況を覆すことは本当に難しいのです。
「自分の時間」を取り戻す方法はある。
僕の最終結論は、そんな古臭い会社にいては一生自分の時間を取り戻すことはできないということでした。
職場を変えるには、自分がエラくなるしかない。
でも、エラくなるためには20~30年もの歳月を必要とする。
うん、そんなに待てない。。。
今の時代であれば、インターネットを使ってサラリーマン以上の収入を得ている個人がたくさんいるわけです。
面倒な上下関係に縛られず、収入を発生させる仕組みを作ってしまえば、自分の時間を大切にすることが可能です。
僕自身もその恩恵にあずかり、今では平日は午前中にシゴトを終わらせて、午後からはカフェでゆったりと読書をしたり、PC1台持ってさえいればどこでもシゴトができる立場になることができました。
少し選択を変えただけで、人の目を気にすることなく、開放的なライフスタイルを実現したんですね。
もちろん、これはボクだけの特権とかではなく、ネットを使ったビジネスを使ってスモールなビジネスを起こしている人が多い時代ですし、ボクのコンサル生も自由な生活を実現しています。
【参考記事】たった1ヶ月で収入が6倍!?コンサル生のコウキさんが月69万円のブログを育てた裏側を語ります。
どうしても会社での生活が合わず、苦悩する毎日が続くのであれば一度記事を読んでみてほしいです!
数年前まで田舎でくすぶっていたサラリーマンだった僕が、たった1つのブログを作ったことで人生が変わりました。
副業で始めたブログビジネスで、週1回だけ働いて月24万円の収入を得られるようになり、今ではストレスフリーな毎日を送れています。
- 自宅やカフェで自由に働けるノマドライフに興味がある
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